1.適用温度範囲：-200°Cから260°Cの範囲内での長期に渡たる稼働可能、温度が400°Cを超えると分解および溶解が始まる；

2.化学的安定性：PTFEは、現在知られているプラスチックの中で最も不活性である。濃酸や希酸、王水、濃アルカリ、酸化剤、高温環境でも化学反応は起こらない。アルコール、エーテル、ケトンなどのほとんどの有機溶媒でも効果がなく、また、水や油で膨潤することもない；

3.良好な電気絶縁性：絶縁耐力は10kv / mmを超え、環境条件、温度、湿度、電磁波、電気周波数の影響を受けない；

4.粘着性：ほとんどすべての粘着性物質はPTFE製品の表面に付着しにくい；

5.潤滑性：PTFEは3つの固体潤滑剤の1つとして知られており、3つの中で最小の摩擦係数を持ち、最小値は0.04にまで到達する。その動摩擦係数と静摩擦係数は非常に近く、動摩擦係数は滑動速度の増加とともに増加していく；

6.劣化酸化耐性：長期間の大気との接触による劣化はほとんど無く、表面およびさまざまな特性を維持できる、PTFEはプラスチックの中でも最も劣化と酸化耐性を有している；

7.完全不燃性、92％以上の酸素指数でようやく燃えるので完全不燃性である；

8.断熱性能：PTFE製品の熱伝導率は0.21kCal / m.h.°C、よって金属の熱伝導率の約1/800である;

9.金属類などへの接着加工が容易である。

10.低硬度で柔らかい質感を有しているため、異物を吸収および封じ込める性質を備わっている。

11.機械での加工が容易である。